こんにちは。
イリウダです。
今日は、なぜTransferWiseが海外在住者にとって必須サービスであるのか、TransferWiseで出来ること、そのメリットとデメリットを詳しく解説していきたいと思います!
今海外に住んでいて、これから外貨を上手にコントロールしていきたい方には本当に必須のサービスだと思うので、ぜひ参考にしてください^^
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TransferWiseとは?
TransferWise(トランスファーワイズ)は実際の為替レートで、安く、速く、簡単に送金できるオンライン海外送金サービスです。
TransferWiseの仕組みは以下の動画を見ると理解しやすいですよ。
参考【公式】TransferWiseの使い方:ステップバイステップガイド
また、実際に銀行で国際送金をする場合にかかるコストの違いも、公式サイト内で比較できるページがあるので見てみてください。
【TransferWise公式】国際送金の出来る日本の銀行と料金を今日のレートで比較してみる
TransferWiseはどんな人のためのサービス?
海外在住者(移住・駐在)
長期的に海外で暮らしていて現地通貨を使う機会が多い。
日本には定期的に帰省する。日本円と現地通貨の両方を使う機会がある。
海外在住フリーランス
定期的に日本円の収入があるんだけど出来れば現地通貨での収入が欲しい。
帰省中は現地通貨の収入から日本に必要な分だけ国際送金することにして、今の移住国ではない日本にわざわざ税金を支払いたくない。
海外旅行者(バックパッカーなど)
ライフスタイルの中で海外にいる時間が長く、色んな通貨を日常的に使用する。
各地に銀行口座を持ってるわけではないので、オンライン上にお金を貯めたい。
海外留学生とその両親
語学留学中にわけあって追加で現地通貨が必要になったから日本からお金を送りたい・受け取りたい。
学校の学費を都度支払いたい。
海外出稼ぎ陣(日本在住含む)
出稼ぎに来ていて、こっちの通貨を家族のもとに送りたい。
このような環境の人たちには、TranseferWiseは必須サービスとも言えるでしょう。
現状、この世に存在する国際送金の方法の中で、一番低コスト・安全かつ簡単に手続きができます。
TransferWiseがめちゃくちゃ安い理由
TransferWiseがめちゃくちゃ安い理由を一言で言うと、手数料が圧倒的に少ないからです。ばーん
手数料を限りなく低くすることを使命として立ち上げられただけあり、本当、むちゃくちゃ安いです。爆
語彙力無くなるほど。(笑)
以下の画像を見てみてください。
このグラフは、国際送金をしようとする人が実際に払う金額を表しています。
二つの図で、左側がTransferWise、右側が通常の銀行。
図で見ると分かりやすいですが、銀行で取引する方がはるかに高額を請求されていますよね。
ただ、国際送金にかかる金額自体は、一番下の濃いブルーの金額です。
実際に銀行に出向き「国際送金をしたい」と言うと、通常まず最初にこの濃いブルーの金額が言い渡されます。
しかしながら。
いざ取引をしようとすると、最初に言われた金額に、赤の部分の金額が上乗せされるのです。
それをまとめて「手数料」と言いますが、その内訳は利用者には分かりません。
完全に隠された「手数料」なのです。
その内訳が、予測で可視化されたものが、右のグラフ。
主に「人件費」なのかもしれませんが、その数字がなぜその数字になるのかは不明です。
ただただ、取引をする人に、異常な数字の負担が押し付けられているということだけは分かりますよね。
国際送金をしたことがある方は分かるかもしれませんが、10万円を送ったのに、受と取り手の手元に残ったのは5万弱だったみたいなケース、本当によく聞きます。爆
銀行から銀行なんてやったら、送り主も受け取り主も二重で手数料取られますから、色んなところで勝手にマージンが引かれてしまうのでしょう。爆
大学を通して留学をするときとか、学費の支払いには未だにこういうケースがあるのではないかなーと。
TransferWiseの手数料についての詳細は、以下の公式ページでも確認できます。
また、公式ブログ内ではみずほ銀行で国際送金取引した場合とTransferWiseで行った場合の手数料の違いも説明されているので、ぜひ見てみてください。
TransferWiseで出来ること
国際送金
これはもう当たり前なんですが、留学している子供に日本からお金を送ったり、受取ったり。
海外在住者が日本に残してある銀行から移住国に現地通貨に換金して送ったり。
こういう国際送金は、もう銀行を通さなくてもオンライン上で全て完結できます。
しかもコストは国によっては最大12倍安く済みますー。
国際送金で銀行使っちゃだめだよ~~~~。
外貨での報酬受け取り
海外在住者は、TransferWiseを通して外貨での報酬受け取りが可能になります。
今まではPayPalやStripeでの支払い受け取りも可能ではあったものの、どうしても銀行との紐づけが必要だったので日本の銀行を紐づけていた場合、日本の所得税がかかっていたと思います。
でもTransferWise内で全て完結させることが出来るとそれが必要なくなりますね。
外貨での貯蓄
海外在住者は色んな通貨での貯蓄が可能で、しかも現地に行って現地通貨での引き出しも可能になります。
貯蓄するためのシステム使用料・外貨に換金する手数料、全て無料。
最小のコスト(というかほぼコストかからない)で現地通貨が手に入ります。
「ボーダレス銀行」という機能ですが、日本はまだ未対応ですけどそのうち対応されると思います!
これ国際線CAとかにはめちゃくちゃ便利だと思いますよー。
街の両替所とかに行かなくても済むようになるので、これはデカイよね。
TransferWiseを使うメリット
とにかく安い!
とにかく取引自体にかかる金額が低いので、銀行の悪徳ともいえる高額な手数料を完全回避できます。
そして、自分が支払っている手数料が何に使われているのかが、トップページ内で全て可視化されているので、「は?なんでこんな高くなったの?」みたいな不信感がゼロなんですよね。
実際に私も何度もTransferWiseで取引していますが、サービスの内容や機能自体も素晴らしいのはもちろんの事、この精神的な安心感がTransferWiseで最も価値のある部分だなって思います。
節税対策になる
海外在住者が外貨で直接お金を受け取る場合、日本の銀行を介していないので、日本に一切所得税を支払う必要がなくなります。
例えば、米ドルでアドセンス報酬を受け取り、その報酬を日本の銀行に日本円で送金したら(もちろんTransferWise経由で)その日本円は非課税です。
※在住国には納税する義務がある場合もありますので注意!
国際送金で日本に送った日本円は「日本の所得」ではありません。
何度も言っているように、TransferWiseで国際送金するのにかかる手数料は超少額なので、海外在住者がこれ活用できるようになると、同じ金額を稼いでいても単純に日本在住のアドセンサーより手元に残る金額は多くなるかと思います。
また、TransferWise内にお金を貯蓄しておくこともできますので、使う分だけ日本円に変換して送金することも可能。
ちなみに、貯蓄しておくための手数料・各国の外貨に換金する手数料は「無料」です。
※この外貨の貯蓄機能は日本在住者は未対応です。
もうね、これヤバいですよ。ばーん
TransferWiseのデメリット
日本円の取り扱いにはまだ制限がある
ロンドン発のサービスのため、ヨーロッパ圏を中心にサービスが拡大していることもあり、日本円の取り扱いに際し、使える機能やサービスに若干制限があります。
お金を送る・受け取るというような国際送金の基本機能は完全に網羅されていますが、TransferWise内に外貨を貯めるサービス(ボーダレス銀行)、それから、貯めてある通貨を現地通貨に変換して現地で引き下ろせるデビットカードの発行はまだサポート対象外ですね。
ただしこの機能は普通に便利なので、日本政府の圧迫が無い限りいずれ使えるようになると思います。
ネットに疎い世代には理解できない(かもしれない)
留学している学生さんにはこれ以上の国際送金サービスは無いのですが、ご両親がネットに疎いと「銀行でやらないと心配・・・」とか言われて理解されないこともあるでしょう(笑)
ただ、そういう時は出来る限りの力を尽くしてご両親を説得してください。
銀行を通して支払うよりも、約8倍の金額が節約できる可能性が高いので。
以上、TransferWiseが海外在住者にとって必須サービスであること、TransferWiseで出来ること、そのメリットとデメリットでした!
海外在住者のみなさん!
ぜひ一緒に賢く外貨をコントロールしていきましょう!