水上颯の中絶トラブルで女性側が言われる「自分を大切にしろ」と日本の制度の矛盾

東大王で一躍有名になった水上颯さんと、その元彼女とのあいだの「中絶トラブル」に関して、世間が騒がしくなってますね。

私としては、この話自体は信憑性も含めて、特に感想が無いので言及しませんが・・・

こういう話題について、日頃からずーーーーっと思っていることがあるので今回は記事にしたいと思います。

やはりどうしても世間は

1、男 = 女を孕ませ中絶させ、その上保身に走って逃げた加害者
2、女 = 簡単に避妊なしで男に行為を許した女

・・・みたいな過激なコメントで溢れかえるし、どうしても「水上さん」とその「元彼女」に焦点が当てられて議論、というか・・・非難?袋叩き?がされるのですけど。

私個人としては、議論の争点ってそこじゃないと思っています。

避妊をせずにセックスしたいと言う男性側
好きで嫌われたくないからそれを受け入れてしまう女性側

今回はたまたま水上さんが有名人だったから公にされただけで、こういう関係性から「望まない妊娠」をしてしまい、結果、女性が中絶手術を受けるっていうケース、世の中に溢れかえってるんですよね。

今回の報道の事実関係はどうであれ、このようなケースは日本中のカップルに起きているということです。

望まない妊娠は、その罪の重さとそれに対して負わされるリスク・負担・対価を考えても、身体的にも精神的にも金銭的にも、すべての負担を強いられるのは女。

だから、安易に男性のわがままを受け入れてはいけない。

それが女性側が出来る自己防衛である。

これ、よく言われる正論ですよね。

・・・まぁ、確かに正論です。

犯罪に巻き込まれたとかそういうことを除けば、「女性の責任がゼロだった」とは言えないので・・・

でも、私はここに「圧倒的違和感」を感じるわけです。

そもそも、「自分で自分の身を守れ」という”正論”に対して、どれだけの人間が、自分がその立場になった時に強くいられるのかって話で・・・。

「自分の体を大事にしろ」という女性は、自分が好きで好きで仕方がない、ジャニーズアイドルとかK-POPのアイドルとか、クリスティアーノ・ロナウド選手とかが目の前で「避妊なしでセックスをしたい、受け入れられないなら帰って」と言ってきたら・・・

本当に断れるのでしょうか???

「避妊なしで簡単にさせた女が悪い」という男性は、目の前で石原さとみさんや仲間由紀恵さんや木村文乃さんあたりが「避妊しないで抱いて。避妊するなら帰って」って言ってきたら・・・

それは「ダメだよ、体を大事にしてね」と言って、本 当 に 帰 れ る ん で し ょ う か??
※例えに使ってしまった著名人の方、すみません。

無理だと思うんですよ。爆

男が我慢できないのは仕方ないけど、女は体のことがあるんだから我慢しろ、になるのであればそれこそ差別なわけで。

男女関わらず「大好きな人の目の前で、自分の脳内がお花畑状態」だったら、そりゃ間違いを冒すことだってあると思うんですよね。

人間だもの。

自分が死ぬほど大好きな相手に、奇跡的に特別扱いをされた。

この関係を継続させたい、嫌われたくないと思い、つい無理をしてしまう女性の行動。

・・・これは、中絶という既に重すぎる身体的・精神的・金銭的ダメージの上に、さらに追い打ちのように「自分で自分を守らなかった君が悪いよ」と周りから非難されるほど、重い罪ではないと思うんです。

非難をしている人は、自分が「当事者」の「女性」じゃないから言えるのでは、と。

ただ現実問題、人間の体の構造的に、辛い想いをするのは100%女だから。

だから!!!!

そのために「アフターピル」という選択肢があるのではないでしょうか????

確かに、安易に男性側の身勝手を受け入れない、とするのが理想かもしれないけど、そもそも避妊具(コンドーム)って、完全に避妊することが不可能なもの。

「望まない妊娠をしないために、女側は自分で自分の身を守れ」

これが正論なのであれば、「避妊に失敗した!」とか「間違いをおかしてしまった!」という不本意な妊娠の恐怖に対して、現実的に最も女性の体を守ってくれるであろう「緊急避妊用ピル」へのアクセスは、女性が与えられて当然の権利です。

それが、先進国の日本では認められてない。

矛盾もここまでくると逆にすごいよねって話で。

先進国ではないブラジルでは、その辺の薬局で、アフターピルも3~500円くらいで買えます。

ブラジルで緊急避妊薬(アフターピル)を購入する方法

「低用量ピル」も、当たり前のように庶民価格で買えるし、なんならサンプルとして無料で配ってる場所もあります。

緊急避妊薬(アフターピル)が緊急事態にすぐに手に入らない。

それでいて「女」が自分の体は自分で守れとは?

“先進国、日本 “ とは・・・???

日本では「バイアグラ」は光の速さで認可されたのに対し、「避妊法のピル」の多くの認可はいまだに降りていない。

なんなら、低水準な日本の性教育のおかげで、「低用量ピル(高額)」使ってるだけで「遊び人イメージ」が付いてしまう。

世界では「避妊法のピル = 女性の権利」であるのに対し、日本では「バイアグラ>>>>避妊法のピル」なんです。

これは揶揄ではなくて、ただの事実。

これって、ポルノ雑誌>>>生理用品って言っているのと同じレベルだと思うんですよね、個人的に。

日本は、日本にいる女性に対し「自分で自分を守れ」という割には、諸外国では女性の権利として当たり前に与えられている権利を、望まない妊娠をほぼ確実に避けられるアイテムを、国 が 認 め て い な い 。

誰にでも起きるような間違いをおかしてしまった女性は、その後、最悪の自体を逃れるために、時間と高額過ぎる対価を支払わなければならない。

それが「2020年現在の日本」であることが、大問題なんだよと。

そういうことを思うんです。

・・・この問題は今後、日本の女性が立ち上がり、声を上げていく分野であることは確実なんですよね。

私の娘が通うブラジルのプリスクールでは、子供が4歳になった年から「性教育」が始まります。

娘の学校では、13歳までに排卵や妊娠する仕組み、カレンダーの読み方を、男女ともに、マスターします。

現状、日本にはこれらの知識を正確に知ってる成人男女、とっっっても少ないのではないでしょうか?

自分の恋人や妻の「生理周期」を知っている男性は、ほとんどいないのではないでしょうか??

・・・でもそれは、今までの日本の性教育が低水準過ぎた結果、なんです。

今までの大人が、性教育に対して、きちんと向き合う努力をしなかった。

性産業は無駄に世界トップクラスで発達しているのに、新興国を含む世界から見ても、あまりにも「性」に関する正しい知識の習得が遅れている。

これ、本当に日本人として恥ずべき、由々しき事態なんですよ。

でも、現実的には、日本の教育を変えるには、まだまだ時間がかかります。

・・・であるならば、今お子さんを育てている世代が、自ら正しい知識を学び、「学校に頼らず」今からでもきちんと子供に性教育をしていくことが大事だと思うのです。

私自身も娘を持つ親として、この問題はずっと問題視していました。

ぜひ大人である私たちが、今からでも正しい知識を付けていきたいですよね^^

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