ブラジルのNetflixを契約して、娘を寝かしつけてから夫と鑑賞するのが我々のルーティンなのですが、その中でも面白かった作品をご紹介します。(必ずしも日本のNetflixで配信しているかは未確認ですごめんなさい)
色んなNetflixのレビューブログがありますが、私たち夫婦はそこまで「通」ってわけでもないので(笑)、あまり難しいことは考えず、単純に気分で鑑賞して「面白い~~~!!」となったものをご紹介しますね。
映画蔵人には物足りないかもしれませんが、私たちのようなNetflix初心者にはちょうどいいかも!?
ではいきます!!
The Keepers(キーパーズ)
1969年に米国ボルチモアで起きた高校教師の修道女、シスター・キャシー・セズニックが殺害された未解決事件の真相を追いながら、聖職者による性犯罪を隠蔽するカトリック教会の闇を暴き出すドキュメンタリー。
カトリックの腐り具合を見事に表現しています。
権力者である「牧師」による幼児(男女)への性的暴行の事実を明るみにした問題作です。
何よりも怖いのが、これは「実話」だということ。
とにかく胸糞悪くなりますが、知識として絶対に知っておいた方が良いことだと思うので、私は色んな人に勧めています。
聖職者による性的暴行って、本当、世界中で起きていて・・・
ことさらこのKeepersで明らかになった二人の牧師は、もう下衆そのもの。
世間的に言えばただの凶悪犯のような男達なのに、カトリックという大きな組織の顔を汚さないがために「神父」であるという理由だけで守られていくという構造がどんどん明らかになっていって、本当に気持ち悪いです。
正直、被害者がカメラの前で語る事実は衝撃的すぎて、視聴を続けるのをためらうほど残酷でむごたらしい。
生徒たちのバックグラウンドを調べ上げて、獲物を物色していたマスケルたちにとって、幼い頃、おじから性的虐待を受けていたというジーンは、いわば格好の獲物だった。
心理的にも物理的にも逃げ場を失い、他言すれば命はないと脅され、レイプされ続けたジーン。時には他の男性もおり、中には警官や軍関係者、地元の名士らもいたという。
警察や軍のチャプレン(施設や組織で働く聖職者)でカウンセラーでもあったマスケルは、そうした組織を後ろ盾とし、見返りとして女生徒たちを与えていたのだ。
牧師から直接被害に遭った女性たちの苦悩もはっきりと表現されるため、見ていて本当に心が痛くなります。
女性だったら涙なしには見れないと思うし、もうね、怒りで爆発しそうになりますよ。
イスラム教は単純に「過激派が悪いだけ」だと分かるし、イスラム教自体を「悪」なんて思わないけど・・・
申し訳ないが、このドキュメンタリーを見るだけで、カトリックはマジで腐ってる・・・とまで思ってしまう。
それくらい酷い。
夫のバックグラウンドはイタリア系で、彼自身はそうでもなかったけど、親族の中には異常に厳しいカトリック教の元に育った人はいます。
イリウダ
と同情するような人も結構いますね・・・
もう正直、カトリックの「性悪説」って「人間の性質に合っていない」ので、ただただ無理が生じるのではないかなと。
本当に信じられないようなゲスいことが牧師によって普通に行われているわけですが・・・
・・・何のためにローマ法王って存在するんだろうって疑問にしか思わない。
作中でも被害者たちの弁護士が、ローマ法王の制度を「Such a Business」と非難するシーンがあるのですが、もう本当その通りだなと思いました。
人の弱みに付け込んだ質の悪い「ビジネス」としか思えないくらいの腐敗ぶり。
教会なんて怖くて通わせられなくなる人絶対増えますよ。
ブラジルで「神様を信じていない」と発言すると、結構な確率で「信じられない!!どれだけ神が神聖なものなのかうんたらかんたら・・・」と熱弁されるんですよね。
私自身は「信仰の自由」を尊重しているので、誰が何を信じていようと何も思いませんが・・・
こういうのを見てしまうと、人間ごときが神の真似事なんて出来ないんだから、腐った聖職者たちから絶対に自分の大事な人を守らなくては・・・としか思えない。
これだけ多様性多様性って言われてるんだから、”神を信じない”というある種の「信仰」も、もっと広まってくれればいいのにって本音では思っています。
The Keeperは、子供を持つ親や、なにか信仰しているものがある人はもちろん、全ての人に見てもらいたいドキュメンタリー。
ドキュメンタリーを通して、世の中はペドフィリアだらけ!!という危機感にも繋がるので、お子さんのいるご家庭は「知識」として絶対にチェックして!!
Undercover
ベルギー、オランダ発のドラマで麻薬組織に潜入捜査する実話ベースのシリーズもの。
衝撃的に面白かったです。
Netflix見てる人ってみーーーーーーんな「ナルコスナルコス」って言うんですけど・・・
確かにナルコスは面白いんですが、私はUndercover派。
出演者の演技がうますぎて、ハリウッドスターって実はそこまで演技上手くないんじゃね?って錯覚してしまうくらいシリーズに出てくる人の演技がヤバイ。
語彙力無くなるレベルでスゴイ。
危険なビジネスをしていて平気で人を殺めるのに、心から人を愛することもあるんだなー、とか。
警察の無能さとか。
ところどころで主要人物それぞれ「凡ミス」を冒しており、そういう人間っぽさが出ているのがとてもリアルだった。
あとどうでも良いけど、よくよく聞いていると、ダッチって英語とラテン語を足して二で割ったような言語なんだな~とか思いました。
Killer Ratings(殺人犯の視聴率)
日本語訳では「殺人犯の視聴率」
ブラジルで実際に起きた衝撃的すぎる実話です。
ブラジルの北部に位置するアマゾナス州の州都マナウスのテレビ番組で司会をしている「ウォレス・ソウザ」。
この番組は、マウナスで毎日起きる数々の「殺人事件」を何の規制も無く報道する(黒焦げの死体をそのまま写したり、息子を殺された母親とその息子を殺した犯人がスタジオに普通に共存して喧嘩になっていたり)日本では考えられないような構成なんですけど・・・
実はもっとヤバい真実が・・・
それだけではなく、ウォレス・ソウザは「この家の住人は麻薬を持っていた」と、番組側が裏で用意したニセモノのドラッグをテレビに映し、無実の人々を次々と「犯罪者」として報道、そのまま刑務所に送りこんでいた。
・・・という疑いがかけられるのです。
もうね、衝撃的過ぎて。
これ実話なんですよ。爆
フィクションでもこんなことないんじゃないかって。
事実は小説よりも奇なりの典型的な例です。
ぜひ一度見てみてください。
OPERATION FINALE
ナチスの戦犯であり、アルゼンチンに潜んでいたアドルフ・アイヒマンをイスラエルに輸送する作戦を描いた実話。
家の中では良き父親(祖父)である人物でも、実際にやったことは残虐極まりない行為。
アルゴっぽいと言われることがあるらしいけど、全然こっちの方が面白いよ~~。
上で紹介したKiller Ratingsとおなじだけど、現実は小説よりもよっぽど残虐で悲しい。
シンドラーリストのように、ただただ悲しくて悲しくて悲しい映画ではなく、救いのあるエンディングなのが良かったです。
THE ANGEL
元エジプト大統領ナセルの義理の息子で、ナセルの後継者アンワル・サダトの特別顧問を務めるアシュラフ・マルワン。
実は彼は同時に、イスラエル諜報特務庁の20世紀で最も重要なスパイだったという実話をもとにした作品です。
両国にとって「ヒーロー」として扱われる彼の「スパイ」としての手腕はとにかくすごい。
私はド派手なアクションとかが苦手なので、頭脳戦メインのスパイものにはゾクゾクさせられます!(笑)
ただ、この映画は基礎知識がないと理解できない部分があるので、事前に歴史を多少調べてから鑑賞するのがおすすめ。
深夜食堂
最後に私の愛するシリーズを!!!!!!!!!
これだけは何も考えずに永遠とみて居られるシリーズ!!!!!!!!
大好き。
大好き。
大好き!!!!!!!!!!!!!!!
もうね、何百回観たことか!!!!!
そして!!!!!
シーズン2キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
あ、もうこれ別記事にするわ。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
深夜食堂のブログって言われるくらい深夜食堂について記事にしたいと思う。
まとめ
最後の感情爆発している感想は気にしないでください。(笑)
Netflixってオリジナルシリーズがやっぱ面白いです。
ついつい見てしまう・・・!
ちなみに私は、全裸監督はめっちゃくちゃ映画蔵人の中で評判良いですが、ダメでした~・・・(笑)
テーマがAVなので仕方ないのでしょうが、単純に見ることが出来なかった・・・
感覚がお子様なのかもしれない・・・
女性差別とかそういうのは全然思わなかったんですけどね、ただただ絵的に無理でした。爆
おすすめのものがあったら教えてください^^