ブラジルでは「家事代行」は超普通にされていることで、一般の家庭で家事と育児の負担を同時進行で母親が負う(押し付けられる)ということはほとんどありません。
日本人女性が結婚でブラジルに移住した場合、どうしてもこの辺の調査が面倒くさくて後回しにしてしまうかもしれないのですが、メイドさんは早めに決めた方が本当にラクなので、ぜひ勇気を出して探してみてください!
本当に人生変わりますので!
今日は、ブラジルで失敗しないメイドさんを探して契約するまでの流れです。
なお、これは「駐妻」ではなく「現地人妻」の場合ですのでご了承ください。
メイドを探す:信頼できる人からの紹介
既にこのハードルが高いという方もいるのかもしれませんが、メイドさんを雇うならこれは必須です。
パートナーの会社の同僚・友人・信頼している人からの紹介など。
ここを介さないと、後々トラブルに巻き込まれる可能性があります。
ブラジルではメイドさんに鍵を預けて家の中のアクセス権を与える場合も多く、メイドさんが原因のトラブルは注意していないと普通に起きます。(実際に起きています)
必ず信頼している人からの紹介をもらいましょう。
以下の記事にも書いていますが、ブラジルは人間関係が全てです。
人間関係の良し悪しで、受けられるサービス・値段が1~100まで変化しますので、これは絶対に徹底しましょう。
※欧米や日本企業からは色んなサービスの値段を通常の1.5倍以上に設定し、ぼったくっているそうです爆
ブラジル人の友達を日本で作るのはブラジルで頑張るより簡単な理由。
ブラジルの家事代行の依頼の種類
完全コンボ系
炊事・選択・掃除など、全てのコースを毎日依頼するケース。
ヨーロッパの駐在さんなんかはこれがほとんどですね。(日本人も独身の場合はそうかも?)
欧米の駐在さんは、会社側がメイドさん用の部屋を用意することがメジャーだそう。
この場合の契約は、ほとんどが「企業」がやることから、個人でやることはほとんどないそう。
全てお任せ状態ということですね。
何もかもやってもらえるので仕事に集中できますが、当然「高額」。
日本円で月に約30万円(+福利厚生も支払わなくてはいけない)くらいかかります・・・(もっとかかるかも?)
この金額を見ると家事の相場ってやっぱ高いので、ブラジル人女性がタダで自分の家のことをやりたがらないのが分かりますよ。(笑)
なお、個人でこのコースを依頼するのは本当に稀なので、個人で契約した場合は金額が上下するのかもしれません・・・
※企業を介して雇ってるメイドさんのお給料は、通常よりも相当高額に設定されてるそうです。(だからと言ってメイドさんの技術が優れているわけではない爆)
掃除だけを毎日お願いする形
毎日の食事は自分で作るけど、掃除は毎日お願いしたいというコース。
小さい赤ちゃんがいて、学校などに預けていない家庭がよく選択するコースです。
メイドさんが掃除をしている時は主婦(主夫)が子守り、主婦(主夫)が料理を作っている間はメイドさんが赤ちゃんを見てくれる、みたいな。
家事育児を2人で協力して行うケースですね。
我が家ももし二人目が生まれたら、このコースに変更する予定です。
妻が必要な家事を完了させ、メイドさんが掃除を完了させたら終了なので、所要時間は2~3時間ほどで終わる場合もあるそうです。
70レアル/回くらいが相場。
契約はそのほとんどが口頭確認で(笑)、支払いもその都度が多いようですね。
週1(2週に1)で大掃除してもらう形
子供が小さくてもプリスクールに行っていて、在宅ワークなどで毎日の基本的な家事の時間は一応取れるような人がよく利用するコースです。
週に一回、大掃除を依頼するケース。
私はこのコースを交渉して依頼しています。
毎日の食事や洗濯は自分でやって(乾燥機や食洗器を利用しながら)、週一で家全体をピッカピカにしてもらえます。
私は「掃除」が一番嫌いなので、これが無くなるだけでもストレスがほぼなくなる。
寝室、お風呂、窓、壁、ベランダ、床、全てを綺麗にしてくれますし、もうピッカピカになるので単純にこれだけで精神的に気持ちが前向きになりますよ。(笑)
我が家のメイドさんは、13:00~17:00(平均5時間)くらいで完了しますね。
週1で毎回90レアルです。
※我が家の場合、このメイドさんがとても好きで継続で依頼し続けたいので、正規価格にプラスしてチップ+10レアルと、その日のうちの夕飯のおかずをシェアしています。
こちらも契約は口頭確認のみで、支払いもその都度行います。
カスタムプラン
カスタムプランって私が勝手に名前つけてますが(笑)、要は本人と話し合って決めるって意味です。
大体値段は一日90~150レアルくらいなので、この辺で何をしてもらいたいかを依頼主と交渉する感じ。
炊事が入ると値段が高くなるので、炊事だけは自分でやるという人は多いかな。
あと、アイロンがけも高額になりがちです。
家事は無料でやってはいけない労働
ブラジルに来てから、家事育児の相場をハッキリと認識するようになったので、共働きなのに家事育児の負担が多く、そのほとんどを無報酬で強制されている日本人女性を見たり聞いたりすると、やっぱりモヤモヤしますね。
ブラジルの素晴らしい点は、「家事」そのものが「手に職(一つのキャリア)」なので、家事自体で稼げるっていうこと。
我が家の家政婦さんも月の手取りが約40万円だそうです。爆
下手したら日本の会社員よりも多いんじゃないかな?
そしてブラジルでは既に、家事はお金を払って依頼する「労働」という共通認識があるので「家事」に対する社会的地位が日本よりも高い。
決して「妻」「母」という理由だけで、無報酬で強制して良いものではないのです。
今のアラフォー世代以降の女性は特に、妻を女性として大切にできない、メイドさんに依頼するほどでもない必要最低限の家事さえ出来ないブラジル人夫はただの負担に他ならず、一緒にいる意味も意義もメリットさえも皆無なため(メイドさんと二人の方が良い)、どんどん捨てられます。
日本でも徐々に家事代行は利用者が増えてきているし、同じような現象が起きるのではないかなと思いますよ。
今は在宅でも仕事が出来る時代ですからね~。
主婦(主夫)を労い大切にできる人が増えるのが先か、主婦(主夫)の経済力が上がって「負担なだけのパートナー」から離れる人が急速に増えるのが先か、という感じなのかもしれません。
もしかしたら、「家事離婚」って実は既に結構いるかもしれませんね!
未来が楽しみです!