「好き」を「仕事」にするという強迫観念



好きなことを仕事にする、というキャッチフレーズは嫌いじゃないし、それこそ好きなことを仕事にしている人を否定するつもりは全くないです。

だけど最近、この「好きなことを仕事にする」ということ自体が、もはや強迫観念化しているように感じてたり・・・

仕事は仕事
趣味は趣味

こうやって分けて考える価値観は、もうちょい尊重されたって別に良いと思うんですよね。(ポジショントークでdisられてるのかもしれないけど 笑)

「好きなこと」を仕事にしてしまうと、せっかく好きだったのに、いつしか「やらされてる」と感じる可能性だってあるし。

スポーツだって「好き」から始まって、自分から進んで練習している間は無限に成長するけど、「義務(仕事)としてやらされてるスポーツ」になった瞬間、選手としては終わる。

・・・これと一緒かなって。

私は映画が大好きで、1週間に2回は夫と一緒に映画鑑賞に行きます。

小説や漫画やアニメも好きだし、これらが無いと私の生活は成り立たないくらい、本当に大好きなもの。

・・・でもだからと言って、編集者や作者を目指そうとは思わない。

出来る出来ないという話は一旦置いておいて、そもそも「好き」という感情を、無理に「仕事」に結びつける必要なんてないと思うんです。

好きなことを仕事にするって、その対象物に対してちょっと異常なまでの愛情やこだわり、他者を圧倒する強烈なエネルギーがないと、それは逆に「好きなこと」を失うリスクにもなりかねない。
※これができる人は実際、その分野で突き抜ける

私個人のことを言えば、CAの仕事もまさにそれ。

フライトの業務内容は別に好きじゃなかったけど、全体的にストレスはあまり感じなかったし(瞬発的にイライラはしたけどw)さらに言うと「すげぇ辞めたい、もう無理」と思ったことも、正直、1度も無い。

結婚してなければ今でも続けてると思うし、特に、これと言った不満はなかった。

・・・で。

今の仕事もそう。

めっちゃ愛しているわけではないけど、やっててストレスにならないし、CA時代より収入増えたし、特に後悔もしていない。

これらの職業は、間接的には「好きなこと」なのかもしれないけど、ちょっとニュアンスが違うんですよね。

 

・・・正直、漫画や映画の方が、私は自分の仕事よりよっぽど好きです。(笑)

でも、わざわざ漫画や映画を「仕事」にしようと思わないってことですね。

 

「好きなこと」を仕事にしてるのではなく、ある程度稼げて、ストレスフリーだと思う仕事を、自ら選択する、人生それで良いのではないか、と。爆

もちろん仕事なので、その役割自体はきちんと果たさなきゃいけませんけどね。

私個人としては、自分の仕事に対して、必ずしも誇りに思う必要も、”愛している”必要もないし、そう思えないことを劣等感に感じる必要も全くないと思うのです。

 

仕事なんて自分の人生の一部でしかないんだから、別に自分がラクになったり、幸せになったり。

そういう感覚で職業選択したって、なにも問題ないと思う。

・・・まぁ、まとまらなくなりましたが。

世間の言う、「好き」を「仕事」にする!!

・・・に対する、私のモヤりでした。

おしまい。笑



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