今日は、結構お問い合わせをいただく、この話題について。
どっちの方が良い、どっちが正しい、とかそういう話ではなく、こういうところが違う、という『違い』にフォーカスした記事ですので、その点ご理解ください。
また、自分がブラジル国内で生活していて『こんな感じだな』という、あくまでも主観で書いた記事です。
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日本人の『色白』はブラジルでは病気扱いになる。
これがブラジルと日本の『美』で、最も違うと感じる点です。
日本では圧倒的に『色白』が美の条件であるのに対し、ブラジルは真逆です。
ここまで見事に『真逆な価値観』を、私は他に見たことがありません。(笑)
ブラジルでは、綺麗に日に焼けた『こんがり肌』が圧倒的に美しいとされています。
※これはヨーロッパ方面でも同じような印象がありますね・・・
※日に焼ける=ビーチでバケーションを楽しめる時間・お金に余裕のある人達、という『ステータス』も付加されるようです。
ブラジル国内で、『色白』で、なおかつ『美女』と言われる女性は、『ロシア』とかの本当に真っ白な方々。
白人のみです。
アジア人の『肌が白い』は、ブラジルでは『病気?』と心配されます。爆
なお、アジア人で美女とされる女性は、『エキゾチック』であることが条件。
褐色の肌、黒髪(ロング)、切れ長の目は、事実、とても人気があります・・・
南米の女性の褐色肌よりも、アジア人の褐色肌方が、きめが細かいと言われているので、さらに人気が高いです。
日本人のルーツを持つ女性で、ブラジルで非常に人気のあるセレブリティは・・・
Daniele Suzukiさんとか、Sabrina Satoさんとかでしょうか。
日系ブラジル人としては、ブラジル国内で圧倒的な人気を誇る二人です。
一人目のsuzukiさんは女優。
Satoさんは、リアリティーショーのbig brothersで超有名になったタレントさんです。
※レバノンとスイスの血も入っているクオーターなので、アジア人っぽく見えませんが(笑)
いろんな写真見ていると、日本人っぽいのも結構あります。(笑)
これら総じて彼女の魅力になってますね。
ブラジル国内で日本の『可愛い』を狙うのは、本気でNG
日本で人気とされている『色白』『童顔』『ゆるふわファッション女性』を好む男性は、ブラジルでは『ペドフィリア(pedophilia)』と言われ、相当本気で軽蔑されます。爆
好みの問題はあるにせよ、堂々と『好きだ!』と言う男性は非常に少ないですよ。
ブラジル人男性とお付き合いしており、将来ブラジルに移住してくる予定のある日本人女性は、『色白』『童顔』は変えられないにしても、ファッションと言動、行動には、本当に気を付けた方が良いです。
私は個人的に、この女性の顔が大好きで(爆)、よく見ているんですが(怖)、ただでさえ可愛い顔をしているのに、『可愛い(と日本人が信じ込んでいる、幼い)行動』を意図的にするのは、ブラジルではマジで避けましょう。
地球の裏まで『ドン引き』されますよ(笑)
それに、パートナーのイメージも著しく悪化させます。
ブラジルでは、『可愛い』という言葉は、基本的に”子供”のためにあると心得ておいてください。
成人した女性である以上、服装、言動、行動は、ちゃんとした『大人』であることが、ブラジルでは普通に求められます。
可愛いから言葉遣いが少々幼くてもOK。
童顔だから何もかも免罪符。
『可愛い』は正義。
と許してくれる、もはや社会全体がロリコン気味の日本ほど、ブラジル社会は『幼可愛い成人女性』には優しくありません。爆
萌え系とかは、500%の確率で、現地のブラジル人男女から見下されます。
※一部のマニアを除く
アルゼンチン発、ブラジルで大人気の子供用アニメでさえも、それが非常によく表現されています。
↓ポルトガル語ですが、キャラの表情だけで内容が理解できるかと!
(Doce=Sweet)
ゆるふわ可愛いは、ブラジル含む、南米では全くもって通用しないです。
※ビーチ・語学学校でのナンパなど「交際が目的ではない」場合はその限りではない。
太ももは、太ければ太い方が『美しい』
衝撃です。爆
日本人が、日夜、いかにして細くしようかと試行錯誤しているのに対し、ブラジルでは、太ももは太ければ太いほど『セクシー』『美しい』とされています。爆
わ ざ わ ざ シリコンを入れてまで、bigな太ももに改造している女性もごまんといます。爆
ただただ衝撃的。
ブラジルは(南米は全体的に)『カーヴィー』であることが非常に大切なので、出すところは徹底的に出すのが正義とされています。
が。
この極端さは、私には到底理解できません。
お尻は大きい方が『美しい』
これも衝撃的です。
日本人が目指している『小尻』は、ブラジルでは超ウルトラスーパーコンプレックスの一つ。
お尻は『バスト』よりも色気を出せる部分なので、ブラジル人女性は最も力を入れています(笑)
ただ大きいだけではダメで(笑)、形や肌質、全体的なシルエットもとても重要。
毎年『美尻コンテスト』まで開催されています(笑)
詳しく知りたい方は、『Miss BumBum Brasil』で検索してください(笑)
八重歯≠キュート
ほくろ、えくぼ、頬骨はプラス評価ですが、八重歯だけはNGです。
これはアジア含め、日本以外の国は全世界共通な気がします。
『美』を語る際、歯並びと歯の色は、海外ではとても重要なポイントなので、八重歯を持つブラジリアンキッズは、早いうちから矯正する子が多いですね。
ホワイトニングも、ブラジルではマナーとして、かなり当たり前にやっています。
※夫含めて、少なくとも私の周りでは。
この辺は日本でも、今後どんどん同じような流れになっていくと思っています。
アジア人は、なんだかんだで『ブス枠』?
これ、日本自虐でよく聞きません?(笑)
確かに、悪意あるキャスティングはよく洋画でも見るので(笑)、まぁハリウッドではそうなのかもしれませんね~・・・
※ただ、真田広之ともっくんは、ブラジルでは完全に『イケメン認定』されてますよ(笑)
ハリウッドの事情は分からないですが(笑)、少なくともブラジルではその傾向は無いです。
そもそもブラジルには、混血が多いですので、日本のような『外国人(ハーフ)枠』とか、そういう概念も無いです。
上で紹介した日系ブラジル人セレブリティのように、人種に関わらず、ブラジルの基準で『美』の条件を揃えた人が、人気になっていきます。
また、子供用番組はもっと分かりやすくて・・・
例えば、大人気子供番組の『Zoo da Zu』
娘も大好きな番組ですが、このアジア人の男の子(Erick Ryu Murakami 通称:Ryu Jackson君)は、日本人のルーツを持ち、ブラジル価値観における『イケメンアジア人ボーイ』として活躍中です。
また、こちらも同じく、人気子供番組の『Parque Patati Patatá』
この帽子を被っている女の子『LARISSA MIHO YOKOYAMA(MIHOちゃん)』も日本人で、『アジア人美少女枠』です。上のsatoさんと結構コラボもしています。
画像を見ればわかる通り、ブラジルでは、子供番組では特に、いろんな人種の子供をできるだけ平等にキャスティングするので、見ていてとても気持ちが良いです。
日本でキッズモデルをしようとすると、かなりの確率で人種差別に遭います。爆
外国人ハーフであれば、事務所登録料が¥1,000なのに対して、純粋な日本人であれば、¥40,000円取るエージェンシーもあるそうです▼(笑)
参考【The Japan Times】Model children: Taking a behind-the-scenes look at the world of youth modeling
これ、いろんな事情があるにせよ、ブラジルでこんなことしたら、よく考えなくても暴動になりまっす。
【まとめ】ブラジルと日本の『美』の違い
結論から言うと・・・
めっちゃ違いますね。爆
『真逆』と言っていいくらい、色々違います。(笑)
冒頭にも書きましたが、どちらが良いとか悪いとかはありません。
自分が住んでいる国の価値観に合わせるのが良いと思います。
ただ、日本人女性が海外にいる場合の、「ペドフィリア問題」は結構深刻で・・・
日本で可愛い分には一向に構わないのですが、一度海を渡ったら本当に通用しないことが非常に多いんですね。(ブラジルに限らず多くの国では)
特に、現地人男性とは普通に話せても、現地人女性からあまり相手にされていないようであれば、注意が必要です。
私は個人的に、女性が海外でうまく生きていくには、いかに現地の同性の友人を見つけるかが全てだと思っているし、女性は女性を味方につけられる方が生きやすいと思っている人間なので、旅行だろうと在住だろうと、日本人アピールして良いポイントと、現地に染まっていなければいけないポイントは、きちんと見定めるべきかな、と感じます。
下手したら現地に住んでいるまっとうな日本人女性が風評被害に遭うこともあるので・・・
何はともあれ、海外と日本には、当然ながら価値観の違いはあります。
ブラジルにお越しの際に、参考にして頂ければ!